新しいことを身につける型「学びのステップ」

ITエンジニアの新人教育というと、まずプログラミングなど技術的なスキルを身につけさせることを考えると思います。ただ、本当にそれだけで良いのでしょうか?

技術的なスキルを身につけるということはもちろん重要ですが、それに加えて「学ぶ力」を身につけるということが特に重要だと私たちは考えています。

仕事の現場では、受け身の姿勢で待っていたとしても、誰かが手とり足取り教えてくれるということはありません。また、ITの世界は、新しい技術が次々と出てきます。

ですので、新人が自ら成長していくために必要となる「学ぶ力」を身につけるということは、非常に重要なのです。

新しいことを身につける型

「学ぶ力」を身につけるためにはどうすればいいのでしょうか?。

「学びのステップ」という、新しいことを身につける時の一つの型がありますので、ご紹介します。

学びのステップは、「まず、やってみる」「気づく」「受け入れる」「改善のアクションをとる」という4つのステップがあります。この4つのステップを順番に進むと、効率よく新しいことを身につけることができるのです。

学びのステップ

1.まず、やってみる

まずは行動することから、学びは始まります。行動して、自分でまず体験してみるということが重要です。体験の絶対数を増やさないと何も始まりません。

できれば、行動するにあたり、自分で目標と行動計画を決めることができると望ましいです。

2.気づく

失敗をすることで、自分の不足している部分を知ることができます。むしろ、失敗することでしか、自分の伸びしろに気づくことはできないとも言えるでしょう。

ですので、自分の失敗や間違いにたくさん気づくことがとても重要です。

周囲からも、たくさんフィードバックしてもらって、気づきを得るようにできるといいですね。

3.受け入れる

失敗を受け入れられない人は、改善することができません。

目標と自分との差を受け入れることができないと、いつまでたっても成長することはできません。自分が変わるということを楽しめるくらいになると理想的です。

4.改善のアクション

気づいて、受け入れたら、次はアクションを起こしましょう。

失敗してもいいのです。失敗を受け入れることができたら、どうやって改善するのかを考え、実際にアクションを起こしましょう。

「学びのステップ」を実感できる研修の進め方

私たちの「GEEK JOB 研修」では、この「学びのステップ」を踏まえて学習を進めるということの有効性を、受講者が自然と実感できるような形になっています。

まず、受講者は自分の学習計画を立てます。そして、その計画に沿って、自ら課題に取り組んでいくことになります。

そうやって試行錯誤を繰り返して学習を進める中で、教材の中のさまざまな仕掛けや、講師からのフィードバックによって、受講者は多くの気づき得て、学びを深めていくことができるようになっているのです。

このように、研修自体が「学びのステップ」の流れに沿った形で学習を進めるという形になっているのです。